WSJ:アップル、アジアのメーカーと「複数の」HDTVデザインをテスト中

WSJ:アップル、アジアのメーカーと「複数の」HDTVデザインをテスト中

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ウォールストリート・ジャーナル紙は水曜日、噂の多かったアップルのテレビについてコメントした最新の報道機関となり、同社の最近の取り組みは経営難に陥っている日本の電機メーカー、シャープとの提携に重点を置いていると報じた。

ウォール・ストリート・ジャーナルのサプライチェーン筋によると、アップルは大型HDTVの「いくつかのデザイン」をテストしているが、カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社が実際にそのデバイスを製造することはないかもしれないとウォール・ストリート・ジャーナルは警告している。

「まだ正式なプロジェクトではない。まだテストの初期段階だ」とある情報筋は語った。

アップルは何年も前からプロトタイプの設計に取り組んでいると報じられているが、最近、フォックスコンという商号でよく知られる鴻海精密工業とシャープと提携したことは、テレビの生産が近づいていることを示しているのかもしれない。

これらの噂は、鴻海集団(ホンハイ)の郭台銘(テリー・ゴウ)会長がシャープの堺液晶工場に投資したという過去の報道とも一致している。この投資により、鴻海集団は同工場の運営会社の株式37.6%を取得した。11月には、アップルもシャープの存続のため約23億ドルを投資したと報じられている。シャープはiデバイスなどの製品に使用されるディスプレイの主要サプライヤーであるからだ。

Appleの最高経営責任者ティム・クック氏は、NBCのロックセンターのブライアン・ウィリアムズ氏とのインタビューで、同社の次の目玉について問われると、「iTV」への期待を煽った。

「リビングルームに入ってテレビをつけると、まるで20~30年前に戻ったような気分になります」とクック氏は語った。「非常に興味深い分野です。それ以上は何も言えません」

Apple製テレビのヒントは何年も前から出回っており、最終製品は本格的なHDTVから革新的なセットトップのクラウド対応ケーブルボックスまであらゆるものになるだろうと内部情報で主張されているが、情報筋は未だその主張を裏付ける具体的な証拠を提示していない。