ニール・ヒューズ
· 1分で読めます
タイコンデロガ証券のアナリスト、ブライアン・ホワイト氏は今週、中国で開催されたエレクトロニクス見本市に参加し、投資家向けメモの中で、アップルがおそらく年末までに「スマートテレビ」を発売することを示唆する「データポイント」を入手したと述べた。
「われわれの調査では、このスマートテレビは同社が昨年秋に発売した99ドルの小型第2世代Apple TVをはるかに超え、消費者に本格的なテレビ製品を提供するだろうと示唆している」とホワイト氏は述べた。
同氏はさらに、アップルがHDTV市場に参入するとは同社ウォッチャーから以前から予想されていたが、Macメーカーである同社は現在「市場の予想を上回るペースでこの道を進んでいる」ようだと述べた。
「アップルの強力なエコシステム、工業デザインの手腕、強力なブランド、製品カテゴリーを刷新する能力の組み合わせにより、アップルは今後数年間でテレビ業界で強力な勢力になる可能性がある」と同氏は語った。
Appleのインターネット接続HDTV開発を最も強く推し進めているのは、パイパー・ジャフレーのアナリスト、ジーン・マンスター氏だ。マンスター氏は、Appleが今後数年以内にそのような製品を発売し、価格は2,000ドル前後になると繰り返し予測している。
このような製品はiTunesのサブスクリプションサービスと組み合わせることができ、ユーザーは定額のサブスクリプション料金でコンテンツやサービスにアクセスできるようになるため、ケーブルテレビやデジタルビデオレコーダーは不要になるだろう。しかし、ホワイト氏のメモには、このような製品の潜在的な機能については一切示唆されていない。Appleは、2009年に初代発売された大画面27インチiMacをはじめ、iMacデスクトップにおける高解像度ディスプレイの豊富な実績を有している。
今年初め、Appleは製品の主要部品確保に39億ドルの手元資金を投入したことを明らかにした。多くの人は、この資金がiPhoneやiPadを含む同社製品のディスプレイ確保に充てられたと推測している。
しかし、マンスター氏は2月に、39億ドルの投資はAppleのHDTVの登場を示唆するさらなる証拠に過ぎないと述べた。同氏はAppleが最大50インチのテレビを開発できると考えているものの、今年初めには、そのような製品の発売は早くても2012年末になると予測していた。