ニール・ヒューズ
· 1分で読めます
世界中のスマートフォン市場が成熟の兆しを見せる中、中国では昨年、高速モバイル加入者数が79%増加し、4億1,700万人に達した。
カンター・フィッツジェラルドのアナリスト、ブライアン・ホワイト氏が火曜日に指摘した中国のスマートフォン加入者数の大幅な増加は、先週金曜日にアップルが世界最大の無線通信事業者である中国移動でiPhone 5sとiPhone 5cを発売したのと同時期に起きた。
その結果、ホワイト氏は、Appleは中国における成長機会の恩恵を受ける上で最も有利な立場にある企業の一つだと考えている。昨年の驚異的な成長にもかかわらず、中国には依然として大きな成長の余地がある。昨年、中国のモバイル契約者数は12億3000万人に達した。
つまり、AppleのiPhoneなどのスマートフォンを利用する高速データ通信加入者は、中国の全無線通信利用者の3分の1強を占めていることになる。対照的に、米国最大の通信事業者であるベライゾンは火曜日、加入者の70%がスマートフォンを保有していると発表した。
ホワイト氏は、市場関係者は短期的にはアップルの中国における業績を精査するだろうが、自身はむしろ、急成長する中国市場から得られる長期的な成長に関心があると述べた。同氏は、アップルと中国移動(チャイナモバイル)との提携が最近強化されたことで、今後10年間にわたりiPhoneメーカーである同社に利益をもたらすと見ている。
ホワイト氏は特に、中国移動(China Mobile)を通じたiPhone販売台数が今年中に最大2400万台に達するとの見通しに強気だ。ホワイト氏の推計によると、これは2014年のAppleの一株当たり利益を約4ドル押し上げることになる。