マイキー・キャンベル
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カリフォルニア州の判事は木曜日、MacBookに欠陥のあるロジックボードが搭載されており2年以内に故障することを知りながらAppleが顧客に販売したとする訴訟を棄却した。
米国連邦地方裁判所のウィリアム・アルサップ判事は、アップルが2014年5月に提起した、欠陥のあるハードウェアの故意販売と虚偽広告によって顧客を欺いたとする訴訟の棄却を求めるアップル側の申し立てを認める判決を下した。この判決はロイター通信が初めて報じた。
判決によると、原告のウリエル・マーカス氏とベネディクト・ベルセレス氏は、2010年5月20日以降に同機種を購入したすべてのMacBook所有者を代表して、テキサス州で集団訴訟を起こした。当初の主張は、Appleが欠陥のあるロジックボードを搭載したノートパソコンを販売し、現在も販売し続けているというものだった。
Appleはこのロジックボードの欠陥を認識しています。欠陥のある製品設計と、人権侵害(児童労働を含む)を行っている中国の製造工場の組み合わせについて、被告であるAppleとCEOのティモシー・クックは長年この状況を認識していました。
原告は、Appleがこの問題を認識していた証拠として、オンラインのApple Storeにおける多数の「レビュー」とApple自身のサポートコミュニティフォーラムを挙げた。訴状では、Appleはプロモーションキャンペーンを通じて「ロジックボードの信頼性と機能性を売り込んでいる」と主張している。例えば、同社はMacBookシリーズを「最先端」「画期的」「世界で最も先進的なノートブック」と謳っている。
しかし、アルサップ判事は、原告が製品購入時にAppleの声明を信頼したという証拠は見出せなかったと認めました。これは、本件の訴訟範囲において詐欺を認定するための要件です。さらに、マーカス氏とヴァーセレス氏は、それぞれ18ヶ月と2年間コンピュータを使用していたにもかかわらず、Appleが黙示の保証違反を犯したことを証明できませんでした。ヴァーセレス氏は、ロジックボードの故障によりAppleにMacBook Proを交換してもらいましたが、これは保証の対象でした。
原告らは、アルサップ判事の認定に対応する修正訴状を1月22日までに提出しなければならない。