ITC、アップルのサムスン訴訟で8月1日に最終判決

アップルがサムスンに対して起こした訴訟の一つの最終判決は今年8月まで待たなければならないだろう。国際貿易委員会の判事が水曜日、同月1日に最終判決を下す予定だと発表した。

フロリアン・ミューラー氏のフォス・パテントは水曜日、行政法判事トーマス・B・ペンダー氏が2013年8月1日を最終決定の目標日とするスケジュール命令を下したと報告した。ペンダー氏は4月1日までに差し戻しに関する最初の決定を下す必要がある。

この判決は、ペンダー氏が10月に下した、サムスンがアップルの実用特許3件と意匠特許1件を侵害したとする判決に関係する。ペンダー氏は、マルチタッチ、ディスプレイ上の半透明画像の表示、ヘッドホンプラグ検出回路、そして初代iPhoneのデザインに関するアップルの特許を侵害しているとして、ITCに対し、特定のサムスン製品の米国への輸入禁止措置を勧告した。

ITCは1月に、主張されている4つの特許のうち2つ（オーディオジャック検出と半透明画像表示）をペンダー氏に差し戻し、再検討を求めました。

ミューラー氏は、ペンダー判事が最終的にアップルに有利な判決を下したとしても、侵害行為にあたるギャラクシー製品の輸入禁止は確実ではないと指摘する。サムスンはすでに、申し立てられた違反行為のいくつかについて回避策を講じているが、こうした変更が裁判所の判断をどの程度左右するかは依然として不透明だ。