アップル、サニーベールの大規模リース契約でクパチーノを越えて事業を拡大

アップル、サニーベールの大規模リース契約でクパチーノを越えて事業を拡大

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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アップルは、カリフォルニア州クパチーノに計画中の「宇宙船」本社ビルの完成に先立ち、サニーベールで1,300人以上の従業員を収容できる大規模なオフィススペースを借りて、本社所在地の外への拡​​張を開始した。

コリアーズ・インターナショナルの不動産業者によると、テクノロジー大手のアップルがクパチーノの拠点の外でオフィスと研究スペースを探している中、サニーベール研究センターにはおそらく数千人のアップル社員が入居する予定だとマーキュリー・ニュースが報じている。

「アップルは第1四半期末までにこのビルへの入居を開始する予定です」と、コリアーズのシニアバイスプレジデント、ドナルド・ライマン氏は述べた。「ここはアップルにとってまさに理想的な場所です。本社に近いからです」

4棟の建物からなるこの複合施設は215,000平方フィートの広さを誇り、インフィニット・ループ1番地にあるアップルの現在のキャンパスから約7マイル離れた場所に位置する。

Macメーカーである同社は、サニーベールの別の拠点にある2棟の建物の内装改修に着手したとの報道があり、さらなる事業拡大を目指しているようだ。これらの建物は10万平方フィート(約9,000平方メートル)以上の広さを誇り、6棟合わせて約1,300人の従業員を収容できる。

不動産関係筋によると、アップルはサニーベールで合計約70万〜80万平方フィートのスペースを借りたいと考えているとのことだが、この噂はまだ確認されていない。

「サニーベールにアップルができたら素晴らしいですね」とサニーベール市広報担当ジョン・ピルガー氏は述べた。「アップルは素晴らしい会社です。」

サニーベール研究センター | 出典: コリアーズ

この地域はまさにテクノロジーの温床であり、業界の大手であるアドバンスト・マイクロ・デバイセズ、ヤフー、ネットアップがいずれもこの街を本拠地としている。

グーグルとアップルの最近の事業拡大により、テクノロジー企業のスペース需要の増大を見込んで新たなビルが建設されており、サニーベールとサンタクララでは建設ブームが巻き起こっている。

アップル社はまた、2015年にオープン予定の100万平方フィートのスーパーキャンパスの完成を待ちながら、クパチーノにもスペースを借りている。この新施設は円形のデザインが古典的なSFの宇宙船を彷彿とさせるため、多くの人が宇宙船に例えている。

サニーベールのスペースが新規採用者のための恒久的な施設となるのか、それとも新しい「宇宙船」への移転中に現在のクパチーノ従業員が移動される単なる一時的な施設となるのかは不明だ。