アップル、物議を醸していたアイルランドのアセンリーのデータセンター計画を復活

アップル、物議を醸していたアイルランドのアセンリーのデータセンター計画を復活

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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提案されたAppleデータセンター

アップルは、以前抗議活動によりアイルランドのアセンリーにデータセンターを建設することを断念したが、計画を復活させ、2026年までに完成させる予定だ。

アイルランドのゴールウェイ州アサーニーに10億ドル規模のアップル・データセンターを建設する計画が、過去の抗議活動と訴訟を経て復活した。アップルは当初この土地を売りに出していたが、現在、当初の計画許可の延長を申請している。

Data Center Dynamicsによると、Appleのデータセンター建設許可は2021年9月に期限切れとなる。同社は2026年11月までの延長を求めており、その日までに建設を積極的に計画していると述べている。

アップルの申請書には、「関連する計画承認の発行後に開始された司法手続きに関連する遅延、さらに最近では、過去1年間の新型コロナウイルス感染症のパンデミックに起因する複雑な状況により、対象の開発は実現に至っていない」と記されている。

「適切な開発者が特定され次第、プロジェクトは可能な限り速やかに着手する予定です」とAppleは続ける。「開発は延長期間内に完了すると予想されます。」

アップルは当初、2014年にゴールウェイ州アセンリーに土地を購入し、2017年までに10億ドル規模のデータセンターを開設する予定だった。しかし、抗議活動や訴訟を審理する裁判官の不足により、遅延が続いた。

アップル社はこの訴訟で勝訴したが、一連の控訴を経て2018年にプロジェクトは断念された。報道によると、アップル社は土地を売りに出したが、買い手は見つからなかった。

延長を認めるかどうかの決定は8月に発表される予定だ。しかし、ある地元政治家は土地は政府が買い上げるべきだと主張しており、さらなる批判に直面する可能性が高い。

一方、アイルランドの財務大臣は最近、世界的な法人税に関する妥協を主張した。これは、アイルランドがアップルに課した税額をめぐってEUと長年にわたり争ってきたことを受けてのものだ。

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