ピクサー、メインキャンパスビルを故スティーブ・ジョブズCEOに捧げる

ピクサー、メインキャンパスビルを故スティーブ・ジョブズCEOに捧げる

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カリフォルニアのピクサー キャンパスにあるスティーブ ジョブズ ビルの正面玄関。

「ファインディング・ニモ」や新作映画「メリダとおそろしの森」などの映画を制作するピクサーは、そのキャンパスにあるメインの建物を、同スタジオが有名になる前に資金提供と指導に尽力したアップル共同創業者の故スティーブ・ジョブズ氏にちなんで名付けた。

ピクサーのブログ「The Pixar Times」によると、「スティーブ・ジョブズ・ビル」は同スタジオの敷地内にある主要な活動拠点の一つであり、多くのアップルのプロジェクトと同様に、ジョブズ氏がその設計に携わったという。

「彼は、建物の中心に大きなアトリウムを配置するというアイデアを思いついた。そうすれば、全員がそれぞれのオフィスに閉じこもっていたら生まれないような偶然のコラボレーションが生まれるはずだ」とサマド・リズヴィ氏は書いている。

ジョブズ氏はピクサーの主要な支援者の一人で、今では有名となったピクサーが黒字化し、その後ディズニーに買収されるずっと前から、スタジオを存続させるために数百万ドルの個人資金を投入していました。2004年にピクサーのCEOを務めていた頃、ジョブズ氏の報酬は週給1ドルでしたが、2006年にアニメーション界の巨人ディズニーがスタジオを買収した際には、ディズニー株で約40億ドルの利益を得ました。

「これはスティーブ・ジョブズの功績を称える完璧な方法だと思います。メインビルの上に彼の名前を掲げることは、入り口を通る人々に、スタジオ設立における彼の重要性を思い起こさせるだけでなく、この有名な建物への彼の影響を意味深く示すものでもあります」とリズヴィ氏は記した。