スティーブン・シルバー
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アップルカード
アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は木曜日の決算発表で、新型コロナウイルスによってアップルペイやその他の非接触型決済ソリューションが勢いづいたと述べ、パンデミックによって消費者の支払いに対する考え方が根本的に変化していると付け加えた。
アップルの第4四半期決算発表で、クック氏はiPhoneを除く主要ハードウェアカテゴリー全てで2桁の増収を達成したことによる財務的成功を強調した。また、Apple PayやApple Cardといった決済サービスを含む同社のデジタルサービスについても称賛した。
「我々は引き続き、決済サービス分野全体に非常に熱心に取り組んでいます」とクック氏は述べた。「Apple Cardは好調で、Apple Payも非常に好調です。ご想像の通り、このような環境では、人々はカードを手渡すことにあまり乗り気ではありません。」
Apple はこの変更が一時的なものではないと考えている。
「この非接触型決済の普及は、これまでとは次元の異なるレベルに達しています。そして、この状況はもう後戻りすることはないと考えています」とクック氏は電話会議で述べた。「米国は非接触型決済でやや遅れをとっていますが、パンデミックによって米国は異なる軌道に乗った可能性が高いと考えています。そのため、私たちはこの分野に非常に期待しており、Appleがこの分野でできることはもっとあると考えています。ですから、これは私たちにとって非常に興味深い分野なのです」
ゴールドマン・サックスと共同で開発されたApple Cardは、2019年8月にデビューしました。Apple Payは2014年に登場しました。
アップルは第3四半期に647億ドルの利益を計上し、前年同期比1%増となった。ほとんどのセグメントで2桁増益を記録したが、iPhoneは伸びなかった。これは主に、2019年の新iPhoneシリーズが第3四半期に発売されたのに対し、2020年のiPhoneシリーズは第4四半期まで延期されたためだ。
さらに、Apple Cardを含むAppleのサービスは、会員数が5億8,500万件と過去最高を記録し、年末までに6億件に達すると予想されていると、同社は発表した。また、同セグメントの売上高は140億ドルと過去最高を記録したと、Appleは発表した。