マルコム・オーウェン
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規制当局への提出書類の中で、謎の Apple ネットワーク アダプタの画像がさらに公開されたが、この未知のハードウェアは一般に販売される予定のデバイスではないようだ。
5月にFCCに提出された書類で、Appleが異例の仕様を持つ「ネットワークアダプタ」を開発したことが明らかになりました。新たに公開された画像を見ると、このデバイスが一般ユーザーに使用される可能性は極めて低いようです。
台湾 NCC 登録データベースで「A2657」として識別されるこの装置の写真には、長さ約 4 インチ、幅 1 インチ以上、厚さもほぼ同じコンパクトな暗色の箱が写っています。
片側にはボタンのようなものが付いたイーサネットポートがあり、もう片側には同じイーサネットポートと白いUSB-Cポートがあります。筐体全体に継ぎ目がはっきりと見え、まるでデバイスを2つに分割できるかのように見えますが、実際にはそのような機能はおそらくありません。
デバイスの両端にイーサネット接続が表示されます。
上部にはAppleのロゴと「開発用のみ」という文字、そして2つのQRコードが配置されていますが、片方は印刷された参照番号を伝えるだけで、もう片方には使用可能なデータは含まれていないようです。QRコードは、文章から推測されるように、おそらくApple社内での使用を想定したものと思われます。
発見時点では、このデバイスはWi-Fi、NFC、Bluetoothに対応し、32GBのメモリと1.5GBのメモリを搭載していることが判明していました。また、ファームウェアに関する記述から、iOSのバージョンと思われるソフトウェアが動作していると考えられていました。
最初にこのデバイスが明らかになった際、その正体について多少の混乱がありましたが、画像から、これが一般販売されるものではないという見方が強まりました。おそらく、小売店向け、もしくは開発・テストプロセスの一環として社内で使用されているデバイスでしょう。
謎の Apple ネットワーク アダプタのラベルの表示。
両端にデュアル イーサネット ポートがあり、追加の USB-C 接続も備わっているため、ネットワーク トラフィックの管理や監視に使用できる可能性があります。
Appleはデバイス規制に従い、定期的にハードウェアをテストに提出していますが、ほとんどのレポートは一般販売を目的とした製品に関するものですが、Apple自身の使用を目的としたデバイスに関するレポートも含まれています。今回の製品もその例のようです。