ベライゾンの幹部は、アップルの次期iPhoneはGSM-CDMA対応の世界規模の携帯電話になると示唆した。

ベライゾンの幹部は、アップルの次期iPhoneはGSM-CDMA対応の世界規模の携帯電話になると示唆した。

ケイティ・マーサルのプロフィール写真ケイティ・マーサル

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ベライゾンの最高財務責任者は、木曜朝の同社の収益報告の電話会議でのコメントの中で、アップルの次期iPhoneはGSMとCDMAの両方の無線を統合した「ワールド」フォンになると示唆した。

電話会議中、フラン・シャモ氏は、前四半期の同社の1台当たり平均売上高が減速した理由について質問された。バロンズ誌によると、シャモ氏は、その理由の一つとして、ライバルのAT&Tとは時期を異にしてiPhoneを発売したことを挙げた。

「いつであろうと、アップルが新しい端末を発売した時に変動が起こると私は考えています。そして、市場に登場する新しい携帯電話において、我々は初めて競合他社と対等な立場になることになります。その携帯電話もグローバル端末となるでしょう。」

CDMAとGSMの両方の無線機能を備えたデュアルモード携帯電話があれば、AppleはVerizonのような通信事業者向けにCDMAモデルを別途開発する必要がなくなります。現在、AppleはVerizonのような通信事業者向けに、AT&Tなどのネットワークで動作するGSMベースのモデルとは内部的に異なる特別な携帯電話を開発しています。

シャモ氏が木曜日に述べたコメントは、将来のApple製品に関する情報を漏らした初めてのことではない。1月、Verizon対応のiPhoneが発表された後、同氏はAppleがVerizonのネットワークにも対応する3G無線機能を内蔵した新型iPadを開発する計画があると述べていた。3月に発表されたiPad 2には、GSMとCDMAの2種類の3G方式が用意されている。

デュアルモードiPhoneの噂は目新しいものではないが、シャモ氏の発言は、Appleが両方のネットワークタイプに対応する端末を開発する計画があることを半公式に確認する初の事例となるだろう。しかし、9.7インチディスプレイの背面スペースが拡大したことから、iPad 2は「ワールドモード」デバイスになるという誤った噂もあった。