AppleInsiderスタッフ
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シリコンバレーで進行中のシャトルバス問題で、アップルを含む地元のテクノロジー企業5社に勤務する契約運転手らは金曜日、チームスターズ労働組合に代表を求める投票を行った。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、アップル、イーベイ、ジェネンテック、ヤフー、ジンガと契約を結んでいるコンパス・トランスポーテーションで働くバス運転手158人が、チームスターズ(労働組合)の代表を通して賃金引き上げを求める投票を行った。投票結果は全米労働関係委員会(National Labor Relations Board)の承認が必要で、最終的に104票対38票で組合加入が賛成となった。
チームスターズ支部853インターナショナルの副会長兼会計幹事のローム・アロイーズ氏によると、運転手たちは「テクノロジー業界を支える人々の賃金、福利厚生、労働条件を改善しようという高まりつつある潮流に加わるために投票した」という。
組合結成の取り組みの可能性については、先月、コンパスの従業員が組合承認カードに署名し、この取り組みを支持する意向を示したことで明らかになった。
今日のニュースは、Facebookのシャトルバス運行を担当するループ・トランスポーテーションの運転手たちも参加した同様の投票の直後に発表された。運転手たちは、チームスターズが交渉した契約条件を受け入れた。以前は時給約18ドルから20ドルだったが、組合はより柔軟な労働条件と、3年間で時給24.50ドルへの昇給を実現する条件交渉に成功した。
契約社員と彼らが雇用する高収入のテクノロジー企業従業員との間の大きな賃金格差は、サンフランシスコ・ベイエリアで大きな問題となっている。同誌によると、シリコンバレーの企業におけるスキル職の年収中央値は約11万9000ドルであるのに対し、非スキル職は約2万7000ドルとなっている。