マルコム・オーウェン
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フォルクスワーゲンT6トランスポーターは、アップルのPAIL自動運転プロジェクトで使用されると思われるバンだ。
フォルクスワーゲンは、同社の商用車部門にアップルの幹部を引き抜いた。アレクサンダー・ヒッツィンガー氏も採用され、アップルの自動車プログラム「プロジェクト・タイタン」に携わった後、同メーカーの自動運転車開発にも携わることになった。
ヒッツィンガー氏は、フォルクスワーゲンの商用車部門における技術開発担当ディレクターに就任し、全社的な自動運転車開発の取り組みを統括することを同社が発表した。また、配車サービス、相乗り、シャトルサービスなどを含む「モビリティ・アズ・ア・サービス」にも取り組む予定で、これは自動運転車の自然な発展形となる可能性がある。
ロイター通信によると、この任命は商用車部門の最高経営責任者であるトーマス・セドラン氏によって行われ、即時発効した。
フォルクスワーゲンに入社する前、ヒッツィンガー氏はアップルの「プロジェクト・タイタン」に携わっていたとみられています。このプロジェクトは、車両全体の開発から自動運転車の要素開発へと焦点を移したと考えられています。ヒッツィンガー氏は2016年春にアップルに入社したと考えられており、つまり3年近く同社に在籍していたことになります。
アップルに入社する前、ヒッツィンガーはポルシェでレースプログラムの責任者を務め、ポルシェを耐久レースに復帰させ、ハイブリッドスポーツカー919の開発を支援しました。ポルシェ入社前は、スクーデリア・トロロッソF1チームのテクニカルディレクター、そしてレッドブル・テクノロジーの先端技術部門責任者を務めていました。
退社にもかかわらず、Appleでの以前の役職とフォルクスワーゲンでの新しい役職の間には、何らかの共通点がある可能性が高い。両社はPAILプロジェクトで協力しているようだ。これは、フォルクスワーゲンT6トランスポーターバンを自動運転で活用し、Apple社員をシリコンバレーのオフィス間を移動させるというプロジェクトだ。