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2012年のコービー・ブライアント。写真はクリストファー・ジョンソン提供。
将来バスケットボール殿堂入りするコービー・ブライアントは、コートを去った後の人生設計を練り、ビジネス界の錚々たる頭脳を持つ人々に自ら電話をかけ、アドバイスを求めている。中には、アップルの著名なチーフデザイナー、ジョニー・アイブも含まれている。
ブライアントはブルームバーグのインタビューに応じ、アイブ氏と過ごした日々や、アップルから学んだことについて語った。NBA(全米プロバスケットボール協会)所属のブライアントは、アイブ氏のような人物から専門知識を吸収したいという思いから、「単純な」、あるいは「馬鹿げた」質問を投げかけることを恐れていないと認めた。
「アップルに行って、ジョニーと一日中話をして、製品とかそういうことについて色々と彼の意見を聞きました」とロサンゼルス・レイカーズのシューティングガードは語った。「何が彼らを彼らたらしめているのか、そしてなぜそうなのか。その点についてとても興味があって、理解しようと努めてきました」
アイブ氏はまた、ビジネスで大きな成功を収めていることで知られるオプラ・ウィンフリー氏、ナイキの最高経営責任者マーク・パーカー氏、政治評論家のアリアナ・ハフィントン氏とも話をしたと述べた。
ブライアントはスポーツドリンク「ボディアーマー」に数百万ドルを投資しており、さらなる投資も検討している。35歳で、昨シーズンは度重なる怪我の影響でわずか6試合の出場にとどまったブライアントだが、NBAで5度の優勝を誇るブライアントは、引退後の新たな一歩を踏み出すための基盤を築きたいと考えている。
アイブ氏との会話から、ブライアント氏は、コート上での彼の行動とアップルの新製品開発には多くの共通点があると述べた。アイブ氏は新製品をデザインする際に最終目標を持っているかもしれないが、その目標を達成するためには段階的に考えなければならないと指摘した。
「バスケットボールのゲームを作るのと何ら変わりません」と彼は言った。「まず、ゲームをどうしたいか、どうすれば最も止められず、あるいは対処しにくいゲームになるかを考えます。そこから逆算して、一つずつピースを積み上げ、一つずつ動きを積み上げ、一つずつカウンターを積み上げていくのです」
ブライアントは、アイブと1日一緒に過ごした際、彼のバスケットボールに対する考え方にも興味を持ったと明かした。ブライアントによると、アイブは長年レイカーズでプレーしてきた彼がどのように準備し、研究し、試合を捉えているのか興味を持っていたという。