ニール・ヒューズ
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マイクロソフトは、同社が「複合現実」と名付けた仮想現実および拡張現実市場への進出にあたり、多数のハードウェア パートナーの力を活用している。パートナーの多くは、今後数週間のうちに新しい仮想現実ヘッドセットをリリースする予定だ。
マイクロソフトは、2017年秋に予定している仮想現実(VR)分野における野望を、火曜日にサンフランシスコで開催されたイベントで発表しました。しかし、注目すべきは、火曜日に発表されたヘッドセットのいずれもAR(拡張現実)ではないこと、そしてマイクロソフト独自のHoloLens ARハードウェアは開発者向けにのみ提供されていることです。
Windows Mixed Reality の発表は VR に重点を置いたものとなり、マイクロソフトのパートナーである Acer、Dell、HP、Lenovo は 10 月 17 日に独自の VR ヘッドセットを発表する予定です。Acer と Lenovo の製品はモーション コントローラー付きで 399 ドル、Dell と HP の製品はコントローラー付きで 449 ドルで販売されます。
数週間後には、MicrosoftのパートナーでありAppleのライバルでもあるSamsungも、VRヘッドセット「HMD Odyssey」を発売する予定です。価格は499ドルで、11月6日に発売予定です。
すべてのヘッドセットは、VRディスプレイを駆動するための必要なハードウェアを搭載していれば、Windows 10 Fall Creators Update を搭載したPCで動作します。Microsoftによると、PCの要件は利用可能なアプリやコンテンツによって異なるとのことです。
AppleもARとVRに多額の投資を行っていますが、そのアプローチは大きく異なります。Appleの戦略は明らかに拡張現実(AR)を第一に据えており、iPhoneとiPad向けのiOS 11のリリースに伴い、おそらく世界最大規模のARプラットフォームを既に立ち上げています。AppleのARKitはiPhone 6s以降に対応しています。
一方、AppleはHigh Sierraのリリースに伴い、MacでのVR(バーチャルリアリティ)にも力を入れていますが、VRを活用するために多くのユーザーが必要とする外付けグラフィックカードのサポートはベータ版のままです。Appleは、macOS High SierraのeGPUサポートが2018年春にベータ版を終了し、Mac向けVRアプリが一般市場で普及する見込みだと発表しています。