アップルはiPhone 12の生産の10%を中国からインドに移転する可能性

アップルはiPhone 12の生産の10%を中国からインドに移転する可能性

マルコム・オーウェンのプロフィール写真マルコム・オーウェン

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報道によると、AppleはiPhone 12の生産の最大10%を中国からインドに移転する準備を進めており、組み立てパートナーのFoxconnはインド国内および輸出市場向けのユニットの製造に取り組んでいるとのことだ。

これまで、AppleはiPhone 11とiPhone XRをインドで生産してきたが、iPhone 12の生産も導入する計画が進んでいる。

ビジネススタンダードの情報筋によると、組立パートナーのフォックスコンは、このモデルのインド国内での生産をまもなく開始する準備を進めている。タミル・ナードゥ州の工場では、現行モデルも含め、他の2モデルの生産を拡大する予定だという。

もう一つの組み立てパートナーであるペガトロンも、インドでのiPhone 12の生産に関与していると考えられています。しかし、フォックスコンの取り組みは間もなく開始されると考えられている一方、ペガトロンによる同モデルの製造は2021年後半に開始される可能性が高いです。

現時点では、WistronがiPhone 12の生産に参加するかどうかは疑わしい。ある工場で暴動が発生した後、工場は再開したが、Appleは同社を保護観察処分とした。

Appleは生産能力の7~10%をインドに移転する準備を進めていると報じられている。一部のデバイスはインド国内で販売され、残りは輸出される見込みだ。

この動きは、インド政府の生産連動インセンティブ制度(PLI)を活用するものと考えられており、この制度はインド国内でのスマートフォン生産投資に対して補助金を支給するものです。Appleの組立パートナーであるFoxconn、Wistron、PegatronはいずれもPLIへの参加を表明しています。

生産拠点の一部をインドに移転したことは、Appleが中国中心のサプライチェーンから脱却し、多様化を図る試みとも捉えられる。国際政治への敏感さと米中貿易戦争の影響により、Appleは製品の生産地を再検討することになった。

11月、アップルはiPadとMacBookの生産をベトナムに多様化するために組み立てパートナーと協力していると言われていた。