ペンシルベニア州立大学の研究者がApple Watchを学習ツールとして研究へ

ペンシルベニア州立大学の研究者がApple Watchを学習ツールとして研究へ

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ペンシルベニア州立大学のスタッフが実施する今後の研究プログラムでは、Apple Watch のようなウェアラブルデバイスを学習ツールに変えることを視野に入れて、それが人間の行動に与える影響を調査している。

ペンシルベニア州立大学のテクノロジーを活用した教育と学習プログラムの高度学習プロジェクトマネージャー、ベン・ブラウティガム氏は、政府技術局に対し、特に自己管理学習に応用して、Apple Watchが学生の成績を向上させる方法を調べるための実験をいくつか実行する計画があると語った。

「ウェアラブルデバイスの特徴は、スマートフォンよりもさらにパーソナルなデバイスであるということです」とブラウティガム氏は述べた。「このカスタマイズされた視点から、生徒の学習の特定の側面を充実させるための推奨事項を提供することができます。」

ペンシルベニア州立大学の教育心理学准教授で、TLTと共同で研究を主導するレイン・スパーリング氏は現在、Apple Watchを研究にどのように組み込むかを検討している。現在、導入候補として挙げられているのは、学習リマインダーや個人用トラッカー、そしてユーザーの学習成果指標を生成するためのインタラクティブコンテンツなどだ。

「プロンプトが生徒の学習への意識を高める方法の一つは、生徒が自らに問いかけるべき質問の種類をモデル化することです」とスパーリング氏は述べた。「さらに、私たちのスキャフォールディングは、生徒がコンテンツを理解しているかどうかを意識させ、学習戦略の提案も提供します。」

ユーザーの手首に装着し、iPhoneに接続するApple Watchは、こうした足場を受け取り、研究のプロンプトに対して瞬時にフィードバックを提供するための理想的なテストベッドです。正確なUIデザインはまだ具体化されていませんが、Brautigam氏によると、はい/いいえボタン、スライダー、さらには音声メッセージなども代替案として考えられます。

Apple Watchと他のテクノロジープラットフォームを対決させるこの研究の結果次第では、ウェアラブル端末が将来、自己学習の定番になる可能性もある。

「もしこれが普及すれば、私たちは優位に立てると思う。なぜなら、私たちは創業以来、この分野に投資し、研究を続けてきたからだ」とブラウティガム氏は語った。