特許訴訟でアップルがディスプレイ関連の特許侵害で訴えられる

特許訴訟でアップルがディスプレイ関連の特許侵害で訴えられる

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アップルは、ディスプレイ技術に関する特許を侵害したとする新たな訴訟の標的として、多くの電子機器メーカーやテレビメーカーに加わった。

Advanced Display Technologies of Texas LLC が提起した新たな訴訟では、Apple などが、米国特許第 5,739,931 号「マイクロプリズムアレイを用いた照明システム」および米国特許第 6,261,664 号「光を拡散させる光学構造」を侵害していると主張している。

訴訟では具体的なApple製品名は挙げられていないが、カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社が「コンピュータ、コンピュータモニター、携帯電話、モバイルメディアプレーヤー」で特許を侵害していると広く訴えられている。つまり、iPhone、Mac、iPodを含むApple製品の大部分が、664特許と931特許の両方を侵害していると主張されていることになる。

Appleだけが訴訟を起こしているわけではなく、Advanced Display Technologies(ADT)を訴えた他の多くの有名テクノロジー企業もこれに加わっている。その中には、コンピューターメーカーのASUSや、ライバルのスマートフォンメーカーであるResearch In Motionなどが含まれている。

当然のことながら、ディスプレイ関連の苦情は、テレビやコンピューターモニターの製造を専門とする複数の企業にも及んでいます。名前が挙がっている企業には、ハイアール、Vizio、Viewsonic、シャープなどが含まれています。

訴訟では「Advanced Display Technologies」と記載されていますが、似たような名前の「Advance Display Technology」がadtimediainc.comというウェブサイトに存在します。この企業は、自らを「人間の視覚系に合わせて特別に設計された独自のデジタルディスプレイ製品の世界的リーダー」と称しています。

同社の製品の一つは、「SkyNet」と呼ばれるメッシュ型屋外LEDディスプレイアーキテクチャで、「最新のLED技術、デザイン、耐久性、サポート」を特徴としているという。

この訴状はテキサス州東部地区の米国地方裁判所に提出されたが、同裁判所では有利な結果を求めて特許訴訟が提起されることが多い。