ニール・ヒューズ
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クリスチャン・ベールは、近々公開される伝記映画でスティーブ・ジョブズを演じる最終交渉に入っていたが、この象徴的な人物を映画で演じるのに適任ではないと感じたため、その役を辞退することを決めたと報じられている。
ハリウッド・レポーター紙は月曜日、匿名の情報筋の話として、アカデミー賞受賞俳優のベールが同作品の企画を降板したと報じた。後任の候補者は明らかにされていないが、自身もオスカー受賞者であるダニー・ボイル監督は、映画の出演俳優たちと会うためハリウッドを訪れている。
「情報筋によると、ベールは熟考と相反する感情の末、この役には適さないという結論に達し、降板を決めた」と報道は伝えている。
ベールは、この企画に参加しながらも最終的に降板した有名俳優としては2人目となる。以前はレオナルド・ディカプリオがこの役の候補だったが、今月初めに辞退したと報じられている。
この役にはこれまでマット・デイモン、ベン・アフレック、ブラッドリー・クーパーらが候補に挙がっていた。しかし、この期待作は製作段階で数々の問題を抱えており、監督のデヴィッド・フィンチャーも1,000万ドルの前払い金とマーケティングの完全支配権を要求した後にプロジェクトを断念した。
出演が確定しているのは、オスカー受賞脚本家のアーロン・ソーキン氏のみ。ウォルター・アイザックソンによるジョブズの公式伝記に基づいて脚本を執筆したソーキン氏は、映画の中でジョブズが初代Mac、NeXT、そしてiPodという主要製品を発表するまでの3つのシーンが描かれると言われている。
先週、俳優セス・ローガンがアップルの共同創業者スティーブ・ウォズニアック役の最終交渉に入っていると報じられた。ベールの降板が、このプロジェクトに関わっている他の俳優たちに影響を及ぼすかどうかは不明だ。