アップル、タイム・ワーナーとのApple TVに関する契約に合意間近、将来のコンテンツ交渉支援のためHuluの副社長を雇用

アップル、タイム・ワーナーとのApple TVに関する契約に合意間近、将来のコンテンツ交渉支援のためHuluの副社長を雇用

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アップルと米国のケーブルテレビ会社タイム・ワーナーは、加入者がApple TVを通じてケーブルチャンネルにアクセスできる契約に近づいている。また、ある報道によると、クパチーノの同社はコンテンツの確保のためHuluのメディアマーケティング責任者ピート・ディスタッドを採用したとも主張している。

ブルームバーグは火曜日、協議に詳しい関係者の話として、アップルとタイム・ワーナーは合意が固まり次第、今後数ヶ月以内に発表する予定だと報じた。合意が成立した場合、どのチャンネルが提供されるかは不明だが、アクセスは既存のケーブルテレビ加入者のみとなる可能性が高い。

タイム・ワーナー・ケーブルの広報担当者は「(アップルとは)契約を結んでいない」と述べているものの、Rokuのセットトップボックスやマイクロソフトのゲーム機Xboxとも同様のコンテンツ契約を結んでいる。同社は既に、TWC TVアプリを通じてiOSデバイスで特定のチャンネルを視聴できるようにしており、このアプリはAndroid版も利用可能だ。

同誌は、タイム・ワーナーとの契約に加え、メディア企業やケーブル会社との今後の交渉で幹部を支援するため、アップルがHuluの元マーケティング・配信担当副社長ピート・ディスタッド氏を雇ったと主張している。

この幹部の採用に関する詳細は明かされていないが、Huluのウェブサイトに掲載されているディスタッド氏の経歴には、同氏が「加入者の獲得と維持、有料チャンネル内およびブランドマーケティング、配信およびプロモーションパートナーシップ、コンテンツマーケティング」を担当していると書かれている。

AppleはApple TVの「趣味」向けコンテンツの獲得に積極的になり、最近ではHBO GO、WatchESPNなどのチャンネルを小型ストリーミングデバイスに追加した。