フォックスコンのスマートギア部門のIPOは、アップルのiPhoneへの経済的依存を断ち切ることを目指している

フォックスコンのスマートギア部門のIPOは、アップルのiPhoneへの経済的依存を断ち切ることを目指している

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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フォックスコンは、サーバーやIoTアクセサリなどを専門とする製造部門であるフォックスコン・インダストリアル・インターネットの43億ドルの新規株式公開を目指している。

ブルームバーグによると、名目上は好調な業績にもかかわらず、フォックスコンの会長である郭台銘(テリー・ゴウ)氏は、iPhone Xが期待に応えられなかったと不満を漏らしたという。同誌は、フォックスコンの時価総額が2017年6月以降、200億ドル以上も下落したと指摘している。

「海外の機関投資家は、フォックスコン株のパフォーマンスをアップル株のパフォーマンスと関連付けている」と郭氏は1月の株主総会で述べた。アップルは「12月は好調ではなかった」と郭氏は続け、フォックスコンはアップル以外の事業の売上高比率を高めたいと考えていると指摘した。

AppleのCEO、ティム・クック氏は、iPhone Xが2017年11月の発売以来、毎週最も売れているiPhoneモデルであり続けていると示唆した。AppleとFoxconnはどちらも爆発的なヒットを期待していたかもしれないが、スマートフォン市場の縮小を考えると、その可能性は低いだろう。

999ドルを超える価格は多くの購入者にとって障壁となっているだろうが、Appleはこの秋のiPhoneでその問題を改善する可能性がある。同社は5.8インチと6.5インチのOLEDモデル、そして6.1インチのLCDモデルの3つのモデルを準備していると考えられている。5.8インチと6.1インチのどちらのモデルも、999ドルを下回る可能性がある。