オーストラリア、香港、シンガポールでAppleのiPhone 5sの配送が10月まで延期

現地時間の深夜過ぎ、アップルは極東とオーストラリアの顧客向けに新主力製品iPhone 5sと5cの販売を開始したが、注文は直ちに1週間以上の遅延を招き、配送は翌月に延期された。

Appleの新しい主力製品であるiPhone 5sと廉価版のiPhone 5cが、オーストラリア、香港、シンガポールの同社オンラインストアで購入可能になった。9月13日から予約注文を受け付けているiPhone 5cは、3カ国すべてで1～3営業日で発送される予定だ。

深刻な供給不足に直面していると言われるiPhone 5sですが、オーストラリアでは7～10営業日と記載されています。香港とシンガポールでは、同端末の出荷予定日は単に「10月」と記載されています。

供給量が限られているのは、新型Touch ID指紋センサーの生産量が少ないためだと考えられており、そのためAppleは最新の主力端末の予約注文を受け付けていない。

投資家の落胆をよそに、アップルはiPhone 5cの予約注文数を発表していないものの、アップルの発売パートナーの一つであるオーストラリアの通信事業者ボーダフォンの広報担当者は、シドニー・モーニング・ヘラルド紙に対し、予約注文は「予想通り好調」だと語った。アナリストたちは、アップルが来週末に新型端末を最大800万台販売する可能性があると見ている。

新しいiPhoneが発売される他の国々（カナダ、中国、フランス、ドイツ、日本、プエルトリコ、米国、英国）の顧客は、金曜日の現地時間午前8時からApple直営店でデバイスを購入できるほか、Appleの提携キャリアからも購入できる。