サム・オリバー
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ゲーム用ハードウェアメーカーの Razer が、Mac ユーザーが長年待ち望んでいたものを発表しました。Thunderbolt 接続の外部モジュールにより、ゲーマーは外出先ではノート PC を薄くて軽く保ちながら、自宅ではデスクトップ クラスのグラフィック ハードウェアを活用できるようになります。
今週ラスベガスで開催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショーで発表されたRazer Coreは、技術的には目新しいものではありません。同社の新型ウルトラブック「Blade Stealth」にUSB-C経由のThunderbolt 3で接続し、主にPCIeスロットを備えた大型のThunderboltドックとして機能します。
このスロットは、標準的なダブル幅、フルレングスのPCI Express x16グラフィックカードに対応しています。ゲーマーはGTX 970またはRadeon R9 380を搭載し、CoreをStealthに接続すれば、Stealthに統合されたIntelグラフィックチップを壊すことなくCrysisをプレイできます。
作業が終わったら、再起動せずに Core を取り外し、MacBook Air サイズのステルス デバイスをコーヒー ショップに持ち込むことができます。
Appleのノートパソコンを好むゲーマーたちは、長年このような解決策を求めてきました。Thunderboltの導入以降、関心はますます高まっていますが、Appleは彼らの声を無視してきました。
もちろん、Apple がプロ向けの外部 PCIe デバイスをサポートするために構築したインフラストラクチャの一部を使用する非公式の回避策もあります。
しかし、簡単ではありません。Thunderbolt GPUドライバーを有効にするには、(言葉の最も古い意味で)かなり高度なハッキングが必要であり、Razerのソリューションのようにホットプラグをスムーズに処理できません。
Thunderbolt 3 と USB-C の採用により、Apple はこれをユーザーフレンドリーな方法で実現する絶好の機会を得ましたが、これまでの経緯からすると、Apple がそうすることはほぼ確実でしょう。
なぜAppleはデスクトップゲームに対してこれほど曖昧な態度をとっているのだろうか?もしかしたら、MicrosoftがXbox向けにBungieを買収し、当初Mac版のリリースを中止させたHaloの大失敗がAppleに一生の傷を残したのかもしれない。あるいは、Appleが未来のゲームプラットフォームとしてiOSに注力することを選んだだけなのかもしれない。