アップルの自動運転車は2020年に路上テスト走行距離を倍増させた

アップルの自動運転車は2020年に路上テスト走行距離を倍増させた

マイク・ピーターソンのプロフィール写真マイク・ピーターソン

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クレジット: AppleInsider

アップルは2020年に自動運転車の路上テストを2倍以上に増やし、過去数年に比べて自動運転車技術を向上させたようだ。

ブルームバーグが入手したカリフォルニア州の運輸局に提出された報告書によると、クパチーノを拠点とするこのテクノロジー大手の自動運転車は、2020年にカリフォルニア州の道路で1万8805マイルを走行した。 これは2019年の7544マイルから増加している。

路上テストの増加に加え、Appleの自動運転技術も向上しているようだ。同じ報告書によると、Appleの自動運転車は145マイル(約233km)ごとに自動運転の解除(人間のドライバーによる運転操作が必要となる状況)が発生したという。2019年には、Appleは118マイル(約180km)ごとに自動運転の解除があったと報告している。

アップルの2019年と2020年の路上テストは、同社製車両が約8万マイル走行したものの、ほぼ1マイルごとに解除が発生した2018年に比べると依然として遅れをとっている。

この路上テストのデータは、アップルが自動運転車プロジェクトの開発を強化しているという噂の中で発表された。

1月、アップルは自動運転車「アップルカー」の製造について、ヒュンダイとキアと協議中と報じられた。両社間の交渉は終了したものの、アップルは自社製自動車の製造の可能性について、他の企業とも協議していると報じられている。

「Apple Car」の市販化には何年もかかるかもしれないが、同社は数百人のエンジニアを自動運転技術の開発に携わらせ、さらに少数のエンジニアを量産車の開発に携わらせていると言われている。2020年12月、Appleは自動車部門をAI責任者のジョン・ジャンナンドレアの指揮下に移管した。