Apple、中国のApp StoreからChatGPTに似たアプリ100件以上を削除

中国の人工知能に関する新たな規制に先立ち、アップルは最近リリースされた注目作を含むAIアプリを中国のApp Storeから削除した。

アップルはこれまで、中国のApp Storeから約3万本のゲームを削除し、その後さらに9万4000本、そして中国側が適切なライセンスを取得していないと指摘した4万4000本のゲームを削除してきた。今回、削除対象ははるかに少ない数だが、いずれも重要なカテゴリーに属する。

サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、火曜日にChatGPTのようなAIサービスを含む100以上のアプリが削除された。同紙が入手した開発者向けメモの中で、Appleはこれらのアプリには「中国で違法なコンテンツが含まれている」と述べている。

報道によると、削除されたアプリには、2023年6月29日に中国のApp Storeで大々的にリリースされた「Spark」というアプリも含まれていた。有料アプリランキングで9位にランクされていたAIベースのチャットボットおよび翻訳サービス「ChatGAi Plus」も削除された。

開発者らは、これらのコンテンツがディープシンセシス技術と生成AIに関するより厳しい規制の対象となることも知らされている。報道によると、この新しい規制は中国で2週間以内に施行される予定だ。

Appleは長らく中国当局の圧力に屈していると批判されてきた。最近のアプリ削除を受けて、AppleはApp Storeからのアプリ削除の理由について、より透明性を高めると発表した。