AppleInsiderスタッフ
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月曜日のAppleのWWDC 2018基調講演では発表されなかったが、iOS 12の最初のベータ版では、iPhone XのFace IDで2人の異なる人の顔を登録できるようになり、Appleの新しい生体認証技術の最大の欠点の1つに対処している。
Face IDは、iPhone Xで導入されて以来、本当に使い心地が良かった。この技術は高速かつシームレスで、何よりも安全性が高く、iPhone 8、iPad、MacBook Proで使用されている指紋認証のTouch IDシステムに比べて大幅に改善されている。
しかし、その弱点の一つは、端末の登録ユーザーとして登録できる顔は1つ（自分の顔）だけであることです。一方、Touch IDでは最大5つの指紋を保存できるため、家族とデバイスを共有する際にこの機能を活用している人もいます。
iOS 12では、AppleはFace IDとパスコードの設定に「別の容姿を設定」というオプションを追加しました。これは、対象のiPhoneのロック解除に割り当てられたメインの顔とは別の容姿を登録できるオプションです。Touch IDの複数の指紋認証と同様に、iPhone Xで2つの「容姿」をサポートすることで、2人目の登録ユーザーを追加するための最適な回避策となります。
なお、この機能は技術的にはiPhone XユーザーがFace IDで問題を抱えている場合の修正であり、複数ユーザーへの公式サポートではないことに注意してください。例えば、「別のルック」オプションは、TrueDepthの垂直共振器面発光レーザー（VCSEL）から発せられるレーザードットパターンを歪ませる、非常に強い度数のレンズを補正するために使用できる可能性があります。その結果、認証プロセスが失敗します。
とはいえ、全く似ていない女性と男性の2人のユーザーでFace IDを設定することができました。設定は問題なく完了し、両方のユーザーが同じiPhone XをFace IDでロック解除できるようになりました。
Face ID をリセットする場合には、正常に動作させるために両方の顔を再度登録する必要があることに注意してください。
