WiTricityの新しいワイヤレス電源システムは、机上でiPhoneを充電できます

WiTricityの新しいワイヤレス電源システムは、机上でiPhoneを充電できます

シェーン・コールのプロフィール写真シェーン・コール

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火曜日、WiTricity がグループの共鳴エネルギー転送システム向けに iPhone をターゲットにしたリファレンス設計を発表し、ポータブル デバイス用の短距離ワイヤレス電力供給が生産に一歩近づいた。

Appleの携帯電話向けの他のワイヤレス充電オプションと同様に、WiTricityのデモシステムは、デバイスを包むプラスチック製のスリーブと、ワイヤレス電力の「ベースステーション」のような役割を果たす充電ハブで構成されています。しかし、WiTricityの共鳴誘導結合技術は、競合システムに比べていくつかの利点を備えています。

WiTricityの技術をベースにした充電プラットフォームを利用する消費者は、例えばiPhoneを充電パッドに直接置く必要はなく、すぐ近くに置くだけで済みます。電力伝送は木やガラスなどの素材の影響を受けないため、パッドをテーブルや机の下に設置し、その上に置いたデバイスに電力を供給することができます。

さらに、WiTricityの概念実証では、1つのコイルで複数のデバイスを充電できます。AppleInsider先月紹介したような従来の直接誘導システムでは、デバイスごとに個別のコイルが必要となり、充電パッドのサイズとコストが増加します。

「私たちのチームは、遠距離でも動作する初のワイヤレス充電器を発表できることを大変嬉しく思っています」と、WiTricityのCEO、エリック・ギラー氏は声明で述べた。「当社の基盤技術である高共鳴ワイヤレス電力伝送技術は、自動車、医療、軍事分野で大きな変革をもたらしてきました。そして今、民生用電子機器の分野でも変革を起こす計画です。」

WiTricityのシステムは、Appleが以前に特許を取得したワイヤレス給電方式に類似しており、同社はiMacなどの既存のデスクトップ機器を共鳴エネルギー変換器として利用することを提案している。「これにより、限られた用途に適した距離で、使用可能な電力をワイヤレスで伝送する現実的かつ実用的なアプローチを実現できる」と、クパチーノに本社を置く同社は出願書類の中で述べている。