AppleInsiderスタッフ
· 1分で読めます
公民権運動指導者のジョン・ルイス下院議員(左)がカリフォルニア州クパチーノのアップル本社でティム・クック氏と会談。
数日のうちに黒人男性が警官に射殺された事件が2件発生したことを受け、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は木曜日、最近の事件を「無意味な殺人」と呼び、正義を求める声を上げた。
クック氏はツイートの中で、今週黒人男性2名が死亡した警察による銃撃事件2件について言及した。
火曜日、アルトン・スターリングさん(37歳)がルイジアナ州バトンルージュの警察に911番通報を受けて殺害され、昨日はフィランド・カスティールさんがミネソタ州ファルコンハイツでの通常の交通取り締まり中に負傷し死亡した。この2件の事件を捉えた携帯電話の動画がソーシャルメディアやウェブ上に流出し、全米で激しい怒りが巻き起こった。
「今週の無分別な殺人は、正義がまだ多くの人々にとって手の届かないものであることを思い起こさせます」とクック氏は述べた。「私たちはもっと良い行動をとることができるし、そうしなければならないのです。」
このメッセージは、公民権運動の指導者でありジョージア州選出の下院議員でもあるジョン・ルイス氏のツイートへの返答でもあった。ルイス氏は木曜日、ミシシッピ州で「白人用」トイレを使用したために投獄されたことをフォロワーに思い出させていた。ルイス氏は、人種差別的な不平等が今もなおアメリカに蔓延していると、自身を含む多くの人が信じていることの証として、自身のマグショットを添付した。ルイス氏が釈放されたのはちょうど55年前の今日である。
昨年の本のツアー中に、ルイスはカリフォルニア州クパチーノにあるアップルの本社を訪れ、非公開の会合でクックと一対一で話をした。
クック氏は長年にわたり公民権運動を積極的に支持し、テクノロジー業界における自身の立場を、ジェンダーや人種の不平等について率直に発言する場として活用してきました。慈善活動により、ロバート・F・ケネディ人権協会から賞を受賞し、現在は同協会の理事を務めています。