グリーンライトのアインホーン氏が電話会議でアップル株主に直接演説

グリーンライトのアインホーン氏が電話会議でアップル株主に直接演説

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グリーンライト・キャピタルのデビッド・アインホーン氏

優先株獲得を目指してアップルを訴えているヘッジファンド「グリーンライト・キャピタル」のデービッド・アインホーン氏は、カリフォルニア州クパチーノに本社を置くアップルの株主と電話会議を開き、今後の委任状投票について協議する予定だ。

連邦判事がグリーンライトの訴えを部分的に支持した翌日、アインホーン氏は水曜日、永久優先株の発行に関する自身の立場を主張するためアップルの株主に直接語りかけると発表したとロイターが報じている。

このヘッジファンドマネージャーは、アップルの取締役による優先株の発行権を剥奪し、その権限を株主の手に委ねるという同社のいわゆる「Prop 2」提案をめぐってアップルを訴えている。

「グリーンライト・オポチュニスティック・ユース・オブ・プレワード」または「GO-UP」と呼ばれるこの優先株は、アップルが保有する1,370億ドルの現金の一部を分配するために、通常よりも高い配当を支払うことになる。

グリーンライト社は、訴訟において、優先株の発行を含む3つの項目をプロポジション2に「組み込んだ」アップル社の行為はSECの規則に違反すると主張している。アップル社は先週、SECが委任状を審査した結果、内容に問題は見つからなかったと主張して反論した。GO-UP(優先株)については、アップル社はグリーンライト社の財務状況を改善するだけで「公共の利益にかなわない」と主張した。

仮に訴訟が成功し、提案の採決を阻止できたとしても、アップルは優先株を発行する義務を負わないため、アインホーン氏が明日株主に働きかける際の原動力となる可能性がある。仮差し止め命令が出されなければ、提案の可決は最終的に2月27日に予定されている株主投票に委ねられることになる。