ケイティ・マーサル
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投資家側の多くの懸念にもかかわらず、アメリカン・テクノロジー・リサーチのアナリストらは、アップル社が今月末に終了する第4四半期で再び力強い数字を発表するだろうと見ている。
「その結果、売上高は59億6000万ドル、1株当たり利益は0.83ドル(従来は58億ドル、0.73ドル)に引き上げました。これは、ガイダンスの57億ドル、0.65ドル、コンセンサスの59億4000万ドル、0.81ドルに対してのものです」と同氏は記した。「粗利益率はガイダンスの29.5%に対して、30.8%から32.5%を見込んでいます」
ウー氏は、今四半期は新型「ファットボーイ」nanoの好調を予想していたものの、高価格帯のiPod classicとiPod touchもかなり売れていると知り、驚いたと述べた。同様に、AppleのMacシリーズ全体の需要は予想以上に堅調で、予想外に高価格帯モデルへの構成比シフトが見られたとウー氏は述べた。
アナリストは、調査結果を踏まえて、9月29日終了四半期のiPod販売台数予想を1,040万台から1,100万台に引き上げ、Macの販売台数予想を195万台から200万台に引き上げた。
「新型iPodによる市場シェアの奪い合いやiPhoneの値下げによる反発といった懸念とは裏腹に、iPhoneの販売は勢いを取り戻しています」と同氏は付け加えた。「9月期の販売台数は、当初の77万台から90万台(ガイダンスの73万台から)と予測しています。」
ウー氏は2008年度の業績予想も修正し、コンセンサス予想を上回っていると指摘した。同アナリストは、アップルの売上高を300億ドル、1株当たり利益を4.55ドル(従来は295億ドル、4.25ドル)と予測している。コンセンサス予想は295億ドル、4.41ドルだった。
「米国の消費者支出が弱まる可能性を懸念しているものの、アップルは魅力的な製品ラインと高い海外展開(売上高の52%)により、再びこのトレンドに逆らう立場にあるようだ」と同氏は述べた。「アップル株は下落時に買い、6~12ヶ月以内に(目標株価185ドル)まで上昇する可能性があると見ている」