AppleのMacの売上は、聞く人によって大きく増加したか、わずかに減少したかが異なる。

AppleのMacの売上は、聞く人によって大きく増加したか、わずかに減少したかが異なる。

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IDC の第 2 四半期の数字。

市場調査会社のIDCとガートナーは木曜日、2019年第2四半期の世界のPC市場シェア予測を発表したが、両社は大きく異なる見通しを示した。一方の会社はMacの出荷台数が10%近く増加したと予測したのに対し、もう一方の会社はAppleの成長率がマイナスになったと予測した。

IDCによると、Appleは6月までの四半期に410万台のMacを出荷した。これは、2018年の同時期の推定出荷台数370万台から9.6%の増加だ。この結果、クパチーノを拠点とするこのハイテク大手は、世界のPC市場で6.3%のシェアを獲得し、昨年の6%から増加したとIDCは発表した。

これらの数字は、ガートナーの予測とは対照的だ。ガートナーは、Appleの第2四半期のMac出荷台数を前年同期比0.2%減の370万台としている。ガートナーの推計によると、Appleの世界PC市場シェアは5.9%で、2018年の6%から減少している。

Apple以外では、Acerの業績についても調査会社の見解が分かれた。台湾に拠点を置くAcerは、IDCのトップ5リストで出荷台数430万台(前年比1.7%減)で4位にランクインした。一方、Gartnerの調査では、出荷台数が340万台(前年比14.4%減)となり、Appleに次ぐ5位に後退したとしている。

ガートナー

ガートナーの第2四半期の数字。

両調査会社はレノボを世界トップのPCメーカーと位置付けており、IDCは出荷台数を1,630万台と推定しているのに対し、ガートナーは1,580万台と推定しています。IDCはレノボの市場シェアを25.1%と推定しており、ガートナーの25%とほぼ同水準です。

HPとDellはそれぞれ2位と3位にランクインしました。IDCの推定によると、HPの出荷台数は前年同期比3.2%増の1,540万台でした。ガートナーはHPの出荷台数を1,400万台と推定し、2018年の同時期比2.6%増となりました。IDCによると、Dellのコンピューター出荷台数は1,160万台で、前年同期比3.1%増でした。ガートナーはDellの出荷台数を1,070万台と推定し、2018年比2.1%増としています。

IDCはPC市場の活況について全体的にかなり楽観的な見通しを示しており、業界は前年比4.7%の成長を記録しました。一方、ガートナーの予測は比較的安定しており、四半期全体の成長率は推定1.5%に達しました。

IDCとガートナーの調査結果は、過去1年間、業界関係者やメーカーから批判を浴びてきました。しかし、Appleが販売台数を公表しなくなったため、メディアはAppleのMac事業の健全性を判断するために、IDCとガートナーの推定値に頼らざるを得なくなりました。