アップルの『マクベスの悲劇』がBFIロンドン映画祭の締めくくりに

アップルの『マクベスの悲劇』がBFIロンドン映画祭の締めくくりに

アンバー・ニーリーのプロフィール写真アンバー・ニーリー

· 1分で読めます

スターが勢ぞろいしたApple TV+映画『マクベスの悲劇』が、10月に開催される第65回BFIロンドン映画祭の最後を飾る予定だ。

アップルの未公開作品『マクベスの悲劇』は、シェイクスピアの古典を様式化された形で再解釈した野心的なプロジェクトと評されている。本作の脚本・監督は、『ビッグ・リボウスキ』『オー・ブラザー』、そして1996年のブラックコメディ『ファーゴ』などで知られるコーエン兄弟のジョエル・コーエンが務める。

『マクベスの悲劇』は、アカデミー賞を複数回受賞したフランシス・マクドーマンドとデンゼル・ワシントンが主演。マクドーマンドがマクベス夫人、ワシントンがマクベス卿を演じます。

このプロジェクトは、ジョエル・コーエンが兄であり長年の映画製作パートナーであるイーサン・コーエン抜きで制作する初の映画となる。

「ジョエル・コーエン監督によるシェイクスピアのスコットランド戯曲の翻案に、私たちはすっかり魅了されました」と、BFIロンドン映画祭ディレクターのトリシア・タトル氏はプレスリリースで述べている。「劇場と映画館の狭間にある魔法のような空間に佇む、息を呑むような作品です。」

コーエン監督は、白黒で撮影したこの映画で、ロケ撮影を避け、サウンドステージの「非現実性」と呼ぶものを好んだ。

「この並外れたレベルの映画でロンドン映画祭を締めくくることができ、ジョエル・コーエン監督とその協力者たちを映画祭に迎えられることは、本当に光栄です」と彼女は締めくくった。

10月のBFIロンドン映画祭は、10月6日(水)から10月17日(日)まで開催されます。本作は、サウスバンク・センターのロイヤル・フェスティバル・ホールで開催されるLFFガラ会場で上映され、映画祭の締めくくりを飾ります。ジョエル・コーエンの出演も予定されています。

本作は、ロンドン、マンチェスター、ニューカッスル、ノッティンガム、シェフィールドなどの映画館で限定公開されます。また、英国映画協会(BFI)は、英国在住の方向けにBFI Playerでバーチャルプレミア上映も開催します。