ケイティ・マーサル
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カリフォルニア州の判事は今週、アップル社に対し、取締役会議事録と同社のストックオプション会計に関する過去の記録を投資家に引き渡すよう命じる予定であると述べたと、サンノゼ・マーキュリー・ニュースが報じている。
退職金委員会は、アップルの過去のストックオプションのバックデート慣行をめぐって同社を提訴している株主グループの一つである。同委員会は昨年提起した訴訟の一環として、アップルの取締役会の責任をより適切に評価するため、同社の文書の提出を求めている。
コマー判事は、命令の一環として、過去10年間に付与されたストックオプションの会計処理に関するアップルの記録への、退職金委員会によるアクセスも認めるとみられている。しかし、判事は、役員によるバックデート不正に関するアップル独自の内部調査記録へのアクセスを求める退職金委員会の執行役員の要請を却下したと報じられている。
それでも、マーキュリー・ニュースの報道によると、アップルは、弁護士・依頼者間の秘密保持やその他の秘匿特権の対象となることを裁判官に証明できれば、特定の記録の開示を回避できる可能性がある。また、退職年金委員会に提出される文書には保護命令が発令され、第三者への開示は不可能となる。
金曜日の判事の命令を受けて、Apple 社には 1 週間の猶予が与えられる。