アップル、スイスの研究所にコンピュータービジョンとロボット工学の研究者を募集中 - 報道

アップル、スイスの研究所にコンピュータービジョンとロボット工学の研究者を募集中 - 報道

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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地元ニュースサイトによると、アップルはスイスに研究施設をひっそりと運営している模様で、同社の自動運転車プロジェクトを念頭に置いている可能性があるという。

Inside-ITは今週、ETHチューリッヒから「少なくとも」10人の博士課程およびポスドク課程の学生が同大学を離れ、この研究室に加わったと報じた。コンピュータービジョンとロボティクスの経験を持つ人材の需要が特に高く、採用者の多くは視覚ナビゲーションを専門としているという。

Appleはこの件についてコメントを拒否したと報じられている。ETHの自律システム教授、ローランド・ジークヴァルト氏はInside-ITに対し、自身の専門家5人が多国籍企業に移ったと述べたものの、AppleとGoogleを例に挙げ、スイスにAppleの研究開発施設が存在するかどうかは確認できなかった。

同社は国際的な新研究施設についてはしばしば公表するが、それ以外の場合、特に新製品カテゴリーに関連する場合は、人目を避ける傾向がある。例えば昨年、ベルリンに秘密の自動車研究施設があると報じられたが、実際、この自動車研究プロジェクト自体は、AppleInsiderがクパチーノ本社からほど近いカリフォルニア州サニーベールにある施設を暴露した際に既に明らかになっている。

「プロジェクト・タイタン」として知られるアップルの自動車開発の現状は不透明だ。同社はかつて本格的な自動車の開発に取り組んでいると見られていたが、最近では自動運転システムに焦点を絞っているとみられている。同社は今年後半に、自社開発の自動車を再開するか、既存の自動車メーカーに委託するかを決定する可能性がある。

最近、中国の配車サービス会社である滴滴出行はカリフォルニア州マウンテンビューに自動運転車研究所を開設したが、これは2016年にアップルが同社に10億ドルを投資したことを考えると注目に値するかもしれない。