アップルは裁判後の申し立てでサムスン製デバイスに対する仮差し止め命令を求める

アップルは裁判後の申し立てでサムスン製デバイスに対する仮差し止め命令を求める

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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アップルは金曜日にサムスンに対して重要な勝利を収めた後、同社の特許を侵害していると判明した機器に対し、販売が続けば「回復不能な損害」が生じるとして、仮差し止め命令を求めている。

アップル対サムスン訴訟のルーシー・コー裁判長は、陪審員が多数の意匠特許およびソフトウェア特許を侵害していると認定したデバイスに対するアップルの仮差し止め請求について審議するため、9月20日に審理を予定した。この判決により、アップルは10億5000万ドル近くの損害賠償を受け取ることになった。

The Vergeの法廷内報道によると、コー判事は、Appleは8月29日までに提案書を提出する必要があり、Samsungには9月12日までに回答書を作成するための2週間の猶予が与えられると述べた。偶然にも、回答期限は、Appleがまだ発表されていない特別イベントで次世代iPhoneを発表すると噂されている日と同じ日だ。

サムスンの弁護士ケビン・ジョンソン氏は、差し止め請求に反論するために必要な書類を準備するには2週間では不十分だと述べ、延長要請は「良識」の問題だと付け加えた。今後数週間に他の訴訟が予定されているにもかかわらず、コー判事はジョンソン氏の要請を部分的に認めたものの、各当事者が提出できる書類のページ数を制限した。裁判開始前に、特許、トレードドレス、証拠書類に関する書類の量が膨大になり、裁判所は手続きの迅速化を優先し、両当事者に主張を絞り込むよう命じた。

サムスンのGalaxy S IIスマートフォンは、Appleの特許を侵害しているとされるデバイスの1つです。| 出典: サムスン

Appleの訴訟は間もなく提出される予定だが、両社は陪審の判決に対し、全く異なる見解を示した。Appleは判決は「盗むことは良くない」というメッセージだと主張している一方、Samsungはより厳しい見方を示し、「この判決はAppleの勝利ではなく、アメリカの消費者の敗北と捉えるべきだ」と述べた。