米国、アップルのマネージャー容疑者は100万ドルの賄賂を没収されるべきだと主張

米国、アップルのマネージャー容疑者は100万ドルの賄賂を没収されるべきだと主張

サム・オリバーのプロフィール写真サム・オリバー

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米政府の検察官は、巨額の賄賂計画で起訴されたアップルのグローバルサプライマネージャー、ポール・ディバイン氏が、企業秘密と引き換えに受け取ったとされる100万ドル以上の全額を没収されるべきだと主張した。

ブルームバーグによると、検察は捜査官が最大6つの銀行口座から押収した約95万ドルの没収を求めているが、資金の行方はまだ追跡中だという。また、価格が約5万ドルから始まるポルシェ・カイエンの入手も狙っている。

ディバイン被告は9月に保釈され、母親の自宅に44万ドルの差し押さえを設定した。また、彼と妻が所有する海外の銀行口座から60万ドル以上を支払った。

ミシェル・ケイン連邦地方検事補は、ジェームズ・ウェア連邦地方判事に対し、政府はディバイン氏から押収したコンピュータの分析にさらなる時間が必要だと述べた。資金の追跡は困難だが、捜査官らはディバイン氏が100万ドル以上のキックバックを受け取ったと疑っている。

2005年からアップルに勤務していたディバイン氏は、雇用主から民事訴訟も起こされている。同社はまた、ディバイン氏が海外サプライヤーへの支援に対する報酬として100万ドル以上の賄賂や報酬を受け取ったと主張している。

37歳のマネージャーは、通信詐欺、キックバック、マネーロンダリングの罪で起訴された。合計23件の罪状に対し、無罪を主張している。

検察は、通信詐欺、通信詐欺共謀、マネーロンダリングの各罪状に対し、懲役20年の刑が科されると述べた。検察は、ディバイン氏が自身の機密情報取扱資格を利用して機密情報を海外のサプライヤーに売却し、その後、サプライヤー側がその情報を利用してアップルと有利な契約を交渉したと主張している。