スティーブ・ジョブズの希少なアプリケーションが34万3000ドルで落札、NFT版は2万3000ドルで落札

スティーブ・ジョブズの希少なアプリケーションが34万3000ドルで落札、NFT版は2万3000ドルで落札

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故スティーブ・ジョブズ氏(アップル共同創業者)が記入した希少な求人応募書類の2バージョンが今週オークションに出品され、代替不可能なトークンとして販売された付随デジタルコピーよりも、物理的な紙の書類のほうがかなり高い入札と金額で落札された。

オークション主催者のオリー・ジョシ氏が運営するウェブサイトによると、ジョブズ氏が1973年に記入したこの求職申込書は水曜日、仮想通貨イーサリアムで34万3000ドル相当の価格で落札され、NFTは約2万3000ドルで落札された。物理的な求職申込書の出品にはSnoofaが、NFTのホスティングにはRaribleが利用された。

ジョシ氏が今月初めにこのアイテムを出品したとき、彼はNFTバージョンを一種の実験として位置付けた。

「これは分散型コレクターのための全く新しい市場を切り開くことになるのか?現状を固定化することになるのか?それとも、今後50年間のイノベーションを歩む中で、両者は共存し、さらには補完し合うことができるという新たな認識のもと、膠着状態に陥ることになるのか?」とジョシ氏はウェブサイトで問いかけた。

ジョブズ氏の応募書類は長年にわたり話題となっており、直近では3月に16万2000ポンド(当時のレートで約22万3000ドル)で売却された。2018年にも出品されており、その際には17万5000ドル近くで落札されていた。

この文書についてはあまり知られていない。ジョブズがこの文書に記入したのはおそらく18歳で、リード大学に在籍していたか、同校の授業を聴講していた頃だった。コンピューターの第一人者である彼は6ヶ月でリード大学を中退したが、その後1年半にわたり様々な教養科目の授業に出席し続けた。

初期のアップル製品やジョブズ氏の記念品は、オークションで高値で取引されることが多い。同社初のコンピューター「Apple-1」は非常に価値が高く、2014年には動作確認済みの1台が100万ドル近くで落札された。

ジョブズ氏のサインが入った品々も同様に貴重である。アップルの共同創設者はサインを嫌うことで有名だったからだ。