AppleInsiderスタッフ
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iPhoto '09で初めて導入された「人々」と「撮影地」機能を拡張したAperture 3は、大規模な写真ライブラリの整理をより容易かつ迅速に行えるようになると言われています。数々の新機能の詳細なリストは、Appleのウェブサイトでご覧いただけます。
「何百万人もの人々が、デジタル写真の整理、編集、共有にiPhotoを愛用しています」と、アップルのワールドワイドプロダクトマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーは述べています。「Aperture 3は、膨大な写真ライブラリを編集・管理するプロフェッショナルと、ブラシや調整プリセットといった使いやすいツールで写真をさらに磨き上げたいiPhotoユーザーの両方のために設計されています。」
Aperture 3には、写真の一部に画像調整をペイントできるブラシや、ワンクリックでプロ並みの写真効果を適用できる調整プリセットなど、写真の仕上げに役立つ新しいツールが搭載されています。新しいスライドショーでは、写真、音声、テキスト、HDビデオを組み合わせて作品を共有できます。
「Aperture 3はまさに完璧です」とナショナルジオグラフィックの写真家ジム・リチャードソン氏は語ります。「画像編集ツールはまさに私が求めていたものです。とても使いやすく、想像もしていなかったレベルのコントロールが可能です。」
新ソフトウェアの希望小売価格は199ドル、アップグレード価格は99ドルです。30日間の試用版もご用意しています。Aperture 3は、Intel Core 2 Duoプロセッサを搭載したMacのMac OS X Snow Leopardで64ビットアプリケーションとして動作します。
「Apertureを選んだのは、最もパワフルなアーカイブアプリケーションだったからです。しかし、今では信じられないほど優れた画像処理ツールにもなっています」と、スポーツ・イラストレイテッド誌の専属フォトグラファー、ビル・フレイクスは語った。「Aperture 3の大幅な改良には、本当に感銘を受けています。」
最新バージョンでは、「プロジェクト」と新機能「人々」および「撮影地」を使用することで、大規模な写真ライブラリをより柔軟に整理できます。「人々」機能は、顔検出と認識技術を用いて、写真に写っている人物を検索・整理します。写真ライブラリ全体から「人々」を表示することも、選択したプロジェクトに登場する顔だけを表示することもできます。整理作業をスピードアップする新しいビューでは、Aperture 3は検出済みだがまだ名前が付けられていない顔を表示します。
「撮影地」機能は、撮影場所に基づいて写真を検索できる機能です。iPhotoと同様に、GPSデータを自動的に逆ジオコードして、ユーザーにとって分かりやすい場所に表示します。Aperture 3では、写真を地図上にドラッグ&ドロップするか、GPS対応カメラ、トラッキングデバイス、iPhoneの写真などから位置情報を取得することで、撮影場所を指定できます。
新しいブラシ機能を使えば、画像にエフェクトをペイントするだけで、写真にプロフェッショナルなタッチを加えることができます。Aperture 3には、覆い焼き、焼き込み、偏光、ぼかしといった人気の高いタスクを、レイヤーやマスクの複雑な操作なしに実行できる15種類のクイックブラシが搭載されています。ブラシは画像のエッジを自動検出し、ユーザーは必要な場所にエフェクトを適用したり削除したりできます。Aperture 3には、クリックするだけで画像全体に特定のスタイルや外観を適用できる数十種類の調整プリセットが搭載されています。カスタムプリセットを作成したり、他の写真家のプリセットをインポートしてテクニックを探求したりすることも可能です。
Aperture 3のスライドショーでは、Appleがデザインした6種類のテーマから選択できるほか、トランジション、背景、枠線、タイトルを自由にカスタマイズできるほか、カスタムサウンドトラックを追加することもできます。スライドショーはiTunesに直接エクスポートできるので、iPhoneやiPod touchで持ち運ぶことができます。また、写真をプリントとして共有したり、カスタムデザインのハードカバーブックを作成してFacebookやFlickrなどのオンライン写真共有サイトに公開したりすることも、アプリケーションから直接行えます。