AppleInsiderスタッフ
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AT&Tとベライゾンは水曜日、連邦規制当局が航空機センサーへの信号干渉に関する懸念を調査する中、特定の5Gサービスを6カ月間制限することに合意した。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によると、Cバンド帯域での5G信号伝送が全国的に削減されることになるこの変更の詳細は、連邦通信委員会(FCC)に送付された書簡に記載されている。追加の予防措置として、空港やヘリポート付近の出力制限が強化されており、連邦航空局(FAA)が表明した懸念を和らげるはずだ。
「5Gは航空安全にリスクをもたらさないと我々は確信しているが、この問題について追加分析を求める連邦航空局の要望にも配慮している」とFCCのジェシカ・ローゼンウォーセル暫定委員長宛ての書簡には記されている。
これに対しFCCの広報担当者は、提案された制限は「航空技術を保護するための世界で最も包括的な取り組みの1つ」であると述べ、さらに「5Gネットワークが安全かつ迅速に展開されるよう」FCCはFAAと協力すると付け加えたと報道されている。
CNETが報じたところによると、AT&T は声明の中で、無線通信事業者らは「電波高度計メーカーからの追加証拠を評価するまで」の 6 か月間、この制限に同意したと述べた。
11月初旬、AT&TとVerizonは、FAA(連邦航空局)当局がCバンド周波数帯に関する懸念を表明したことを受け、計画していた5Gネットワークの展開を1月に延期することで合意した。FAAは、Cバンドの信号がレーダー高度計やその他の航空機計器に「潜在的な悪影響を及ぼす」ことを理由に、特定の航空システムの使用を制限する命令を出す予定だった。
FAAの主張は業界団体から異議を唱えられた。
米国の無線通信事業者はCバンド周波数帯に合計800億ドル以上を費やしており、AT&TとVerizonはそれぞれ5Gネットワークのライセンス取得に多額の投資を行っています。T-MobileもCバンドのライセンスを取得していますが、同社の5Gネットワークは2.5GHz帯の中帯域周波数帯への依存度が高く、今回の紛争による悪影響は少ないと予想されています。