トランプ大統領、犯罪者のiPhoneのロック解除をAppleに要求

トランプ大統領は、アップルが「非常に多くの犯罪者と犯罪者の心を理解する鍵」を持っていると主張し、法執行機関の要求に応じてiPhoneのロックを解除するよう同社に圧力をかけ続けている。

トランプ大統領は、刑事事件に関連するiPhoneのロック解除を捜査する人たちにAppleが協力するよう、これまで繰り返し要求してきた。

「アップルは我々を助けなければならない。そして私はその点で非常に強い立場だ」と、トランプ大統領はスイスのダボスで開催された世界経済フォーラムでCNBCに語った。「彼らは多くの犯罪者や犯罪者の心を理解する鍵を持っている。だから我々は何かできるのだ」

「素晴らしい企業なので免除したが、大きな違いをもたらした」とトランプ氏は語った。

ウィリアム・バー米司法長官はトランプ大統領とともに、昨年12月にフロリダ州ペンサコーラで3人を射殺した銃撃犯が使用していた2台のiPhoneのロックを解除するようアップルに公的に要請し、アップルがこれまで捜査に「実質的な協力」を一切提供していないと不満を述べた。

Appleは銃撃犯の携帯電話のロック解除には協力しなかったものの、要請からわずか数時間後にiCloudアカウントのデータへのアクセスを許可した。iCloudで見つかったデバイスのバックアップがあれば、連絡先情報、写真、iMessageなどのメッセージアプリからのテキストが当局に提供されていた可能性がある。

FBIや警察などの政府機関や機関は、バックドアを導入してセキュリティを弱めることに賛成している。バックドアは、盗聴と同様の機能を提供し、法執行機関に二者間の通信を傍受する手段を提供する。

6月には、トランプ政権がエンドツーエンドの暗号化を全面的に禁止する可能性を検討していることが明らかになった。

テクノロジー企業やプライバシー擁護団体は、暗号化にバックドアを追加すると、暗号化が根本的に弱まると主張している。最近、AppleがFBIから否定的なフィードバックを受けた後、エンドツーエンドのiCloudバックアップ暗号化計画を断念したとの報道があった。