マイキー・キャンベル
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メキシコシティのショッピングモールで、ラテンアメリカ市場向けのアップル初のグローバル旗艦店の建設が進行中で、同社は2019年初頭のグランドオープンを目指している。
事情に詳しい情報筋によると、アップルはシウダー・デ・メキシコ(CDMX)の高級住宅街ポランコ地区にあるアンタラ・ファッション・ホールに、1階建ての大型独立店舗を開設する許可を得たという。
同社は以前、昨年クレート&バレルが退去した多層店舗を引き継ぐ計画だったが、アンタラモールに併設されていたこの建物はその後取り壊された。アップルは代わりにそのスペースを活用し、モール敷地内に独立した平屋建ての建物を建設する予定だ。
関係者によると、新店舗は企業顧客向けの会議室など、旗艦店によくある設備が備わったものになる予定だという。
上の写真に見られるように、請負業者は建設の準備としてメインの建物から近くの歩道まで障壁を延長しており、その余分なスペースは巨大な屋外広場を作るためのものとなっています。
Appleの最新の旗艦店は、「タウンスクエア」のようなデザインを特徴としており、顧客や通行人が集う公共の場が設けられています。リテール担当シニアバイスプレジデントのアンジェラ・アーレンツ氏が考案したこのコンセプトは、各店舗の周りにコミュニティ意識を育むことを目的としています。
例えば、10月にオープンしたシカゴのミシガン・アベニュー旗艦店では、ガラス張りの建物の両側に広がる大階段に、木々に囲まれた座席が設けられています。階段状の2階には、売場を見下ろす屋内ベンチが設置されており、シカゴ川の景色を楽しめます。
アップルが提案するオーストラリアの旗艦店には広場のデザインも重視されており、周囲の緑を増やすとともに訪問者が集まりくつろげるスペースを作るための造園計画も含まれている。
アップルは昨年、メキシコのセントロ・サンタフェ・モールに初の直営店をオープンしてからわずか6か月後に、アンタラ・ホール店の賃貸契約を締結した。関係者によると、同店は引き続き好調で、個人向け販売と法人向けサービス売上高は好調だという。
メキシコでの事業が利益を生むことが証明されたため、アップルはアルゼンチンとブラジルでのリース契約を通じてラテンアメリカへのより広範な進出を検討している。