アップルカードのパートナーであるゴールドマン・サックスは、アップルの新しいビデオ、ゲーム、ニュースサービスは「小さな」影響しか与えないと述べている。

アップルカードのパートナーであるゴールドマン・サックスは、アップルの新しいビデオ、ゲーム、ニュースサービスは「小さな」影響しか与えないと述べている。

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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ゴールドマン・サックスとオッペンハイマーのアナリストは、アップルが月曜日に発表したサービスについて、ゴールドマン・サックスがアップルカードのパートナーであるにもかかわらず懐疑的な見方を示している。

イベントで発表されたサービスは「当初の予想とは大きく異なっていた」とゴールドマン・サックスのロッド・ホール氏は述べた。Apple TV+は「秋」という漠然とした開始時期が発表されているものの価格は未定で、App Storeのゲームサブスクリプションサービス「Apple Arcade」についても同様だと同氏は指摘した。また、噂されていたAmazonプライムのようなバンドルサービスについても言及はなかったが、ホール氏はAppleは全てのサービスが準備できるまで待つ可能性もあると指摘した。

「プラットフォームの離脱という観点からは、これらすべてのサービスは興味深いが、我々の計算では、価格とサービスの詳細が保留中のApple Arcadeを除いて、短期的にはEPS(一株当たり利益)に重大な影響を与える可能性は低いようだ」と氏は続けた。

「これらの『その他のサービス』の影響は小さいと予想されるため、今回の出来事の後、減速しているiPhone事業に焦点が戻ると予想しています」と彼は結論付けた。アナリストのメモではApple Cardについては触れられていないが、これはおそらく事前に知っていたため、あるいは利益相反の可能性があったためだろう。

オッペンハイマーのアンドリュー・ウアークウィッツ氏は、Apple Cardを含む新サービスは「メディアビジネスにおける比較的ニッチな問題を解決するより優れたソリューションを提供する」と述べ、既存のiOSユーザーがAppleのエコシステムへの投資をより強く続ける可能性を示唆した。これはホール氏の「プラットフォームの離脱」発言にも示唆されている。例えば、App StoreやApple Musicといったサービスを利用しているユーザーは、有料アプリのライブラリやApple MusicのOSとの緊密な連携を失うため、プラットフォームを切り替える意欲が低下する可能性がある。

同社のオリジナル動画コンテンツであるApple TV+の価格設定は「未だに答えが出ていない最大の疑問の一つ」だとウアークウィッツ氏は語った。

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