マルコム・オーウェン
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ギャラクシーノート7のバッテリー問題をめぐる騒動はサムスンにとって引き続き問題を引き起こしている。水曜日、製造中止となったスマートフォンに搭載されていた欠陥バッテリーの生産に使用されていた施設で火災が発生した。
中国北部天津市にあるサムスンSDI社で発生した火災について、サムスンSDIの広報担当者である辛容斗氏はロイター通信に対し、火災は軽微なものだと説明した。工場内での死傷者は報告されておらず、生産ラインに大きな影響はなく、通常通り操業を継続している。
地元消防局とサムスンによると、火災は不良電池を含む廃棄物を保管していた施設の一部で発生したとのことだ。緊急消防援助隊はマイクロブログで、出火源は「生産工場内のリチウム電池と一部の半製品」だと付け加えた。
火災は「軽微」と判断されたものの、規模が大きかったため、消火活動のため110人の消防士と19台の消防車が出動した。近くの道路では、通行人が立ち上る黒煙の写真を撮影し、新浪微博(Sina Weibo)に投稿した。
サムスンSDIは、サムスンのGalaxy Note 7のバッテリーサプライヤーの一つです。Galaxy Note 7は、複数の発火事故が発生した後、世界中でリコールの対象となりました。調査の結果、発火の原因は2つあることが判明しました。初期の設計上の欠陥によりバッテリーの片隅でショートが発生し、製造上の問題により超音波溶接の欠陥が交換用バッテリーのバッチに影響を与えたのです。
一連の重大なバッテリー問題を受け、リチウムイオン電池製造の安全基準向上を求める声が高まっており、米国消費者製品安全委員会はバッテリー製造の安全基準の近代化を強く求めています。韓国政府もこれに介入し、バッテリー製造と故障調査に関する新たな安全規制を導入しました。
このリコールにより、サムスンは最終的に少なくとも50億ドルの損失を被ると推定されているが、この電子機器メーカーは直近の四半期決算で営業利益の増加を阻むことはなかった。