Apple、iPod + iTunesのオープン化を目指すフランスの法案を批判 | AppleInsider

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アップルコンピュータ社は、この問題に関する最初の公のコメントで、同社に対し、iPod と iTunes Music Store が他社のデジタル音楽製品と連携できるようにし、またその逆も可能にすることを強制しようとするフランス議員らの取り組みを激しく非難した。

ウォール・ストリート・ジャーナル(購読が必要)が水曜日早朝に再掲載した声明の中で、アップルは、フランスの動きはフランスのユーザーが違法にコピーされた音楽を探すことを奨励し、「国家による著作権侵害」につながると述べた。

「もしそうなれば、海賊版に代わる合法的な代替手段が顧客を獲得しつつあるまさにその時に、合法的な音楽の売上は急落するだろう」とアップルは声明で述べた。「ユーザーがiPodに、適切に保護されていない『相互運用可能な』音楽を自由に読み込むようになるため、iPodの売上は増加するだろう。iPod向けの無料映画も、急速に国家主導の海賊版文化へと発展していくであろうこの流れに、そう遠くない将来に追いつくだろう。」

報道によると、カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社の広報担当者は、用意された声明以上のコメントを拒否した。

フランスの下院である国民議会は火曜日、296対193の賛成多数で法案を承認した。法案は今後、上院での審議と採決が必要となる。この手続きは5月に開始される予定だ。

アップル社を取材するアナリストらは火曜日、同社が他の政府による同様の取り組みを促す可能性のある法律に従うのではなく、音楽関連製品を扱うフランス市場から撤退する可能性があると推測した。