マイク・ピーターソン
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クレジット: Apple
Appleは広告主に対し、非ターゲティング方式で配信されるApp Store検索広告は、ファーストパーティデータによるターゲティングに依存する広告と同じくらい効果的であると明らかにした。
AppleInsiderが入手した広告主向けのプレゼンテーションで、同社はこの主張を展開した。プレゼンテーションでは、Apple自身の検索広告事業におけるプライバシー保護技術の有効性に焦点を当てていた。
Appleの発表資料によると、App Storeにおける検索ボリュームの78%は、ファーストパーティデータ収集をオフにしたデバイスからのものだったという。AppleがApple Advertisingのトグルに関する統計情報を公表するのは今回が初めてとなる。
重要なのは、このトグルがApp Tracking Transparency(ATT)とは全く別のものであるということです。プライバシーメニューにあるこのトグルは、Appleが配信するパーソナライズド広告にのみ影響します。Appleはサードパーティの広告データを使用したり、他のウェブサイトやアプリでユーザーを追跡したりしないため、ATTの影響を受けません。
Apple の広告主に対する主張は、同社のファーストパーティデータの使用を控えることで、App Store での広告キャンペーンが同様に効果的になる可能性があるというものだ。
広告主は、Apple Search Adsを、ターゲットを絞ったファーストパーティデータまたは検索語句に基づいて掲載することを選択できます。後者のオプションではユーザーデータは使用されず、App Storeの検索バーに入力されたクエリに基づいて広告が表示されます。
前述の通り、両方のコンバージョン率はほぼ同じです。さらに、Apple広告のトグルを無効にしているユーザーにも広告が表示されるため、検索範囲を広げることでより多くのユーザーにリーチできます。
Apple Search Adsは、App Storeの検索結果に表示されるスポンサー広告で、2016年から存在しています。このビジネスは規模こそ小さいものの、長年にわたり成長を遂げてきました。しかし、すべての広告主が費用対効果に見合った価値があると確信しているわけではありません。
4月には、Appleは独自のATT機能が検索広告を強化するために導入されたという主張にも反論しました。例えば、Appleが資金提供した調査では、検索広告はAppleのプライバシー機能とは独立して有機的に成長したとされています。
アップルは広告部門ではあまり知られていないが、5月初めには、成長の原動力として広告分野にさらに重点を置くためにサービス事業を再編すると伝えられていた。