ロン・ジョンソン、アップルストアのノウハウをJCペニーに持ち込もうとしている

ロン・ジョンソン、アップルストアのノウハウをJCペニーに持ち込もうとしている

ダニエル・エラン・ディルガーのプロフィール写真ダニエル・エラン・ディルガー

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アップルの元小売部門責任者ロン・ジョンソン氏は、現在最高経営責任者(CEO)として率いる創業110年の小売業者JCペニーを再活性化する計画の概要を示した。

ジョンソン氏は、クリアランスセールや宣伝によるプロモーションをやめ、代わりに毎日の低価格や「ベストプライス」、1か月間のセールを推進することで、同社の1,100を超える百貨店の業績と魅力を向上させる計画を発表した。

同社はまた、ジョンソン氏がアップルのブランド時代に先駆けて導入した「ストアインストア」型のマーチャンダイジングも導入する計画だ。この取り組みは、ターゲットが大規模なショッピング体験を、通常は特定のブランドやデザイナーに特化したブティックエリアに置き換える計画に似ている。

同社はウォールストリートジャーナル紙に全面広告を掲載し、同社の新たな取り組みを「もう価格競争は終わり。最初から素晴らしい価格だけ」と紹介し、「最大の店舗や派手な店舗になることには興味がありません。お客様のお気に入りの店舗になりたいのです」と述べた。

この広告は、コンピューターメーカーと顧客とのつながりを再び築こうとしたアップルの「Think Different」キャンペーンと類似点がある。

アップルは自社の小売店をオープンしてから10年、四半期売上高が61億ドルに達したと報告し、今年中にターゲットと提携して25の新しい「店舗内ストア」をオープンする計画も発表した。