マイキー・キャンベル
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決済会社スクエアは火曜日、社内で「チェッカー」と呼ばれる取り組みを開始したと発表した。ニューヨーク市のタクシー30台の後部座席の既存のテレビを、特製のiPad決済ステーションに取り替える計画だとニューヨーク・タイムズ紙が報じている。
スクエアは、同社の新しいプラットフォームにより、顧客はタクシー乗車中にメーターの読み取りを待つことなく、いつでも設置したデバイスで直接クレジットカードをスワイプできるため、運賃の支払いが効率化されると主張している。
「タクシー乗車中のどの時点でも支払いができることは、運転手がより多くの乗客をより早く集められるため、非常に重要です」とスクエアの製品担当ディレクター、メーガン・クイン氏は語った。
このシステムでは、乗客が支払い後にiPadの画面に指で署名し、電子メールまたはテキストメッセージで領収書を受け取るため、紙が不要になります。
このプラットフォームの黒い金属製の筐体には、磁気ストライプカードリーダーと、Square独自のソフトウェアを搭載したiPadが組み込まれています。ニューヨークのタクシーで現在放送されているテレビ番組の代わりに、Checkerユニットはタクシーの現在地、ルート、料金に関する情報を表示します。
タクシー運転手には、iPadベースの端末に加え、運賃の調整や通行料の追加、配車担当者との連絡に使用できるiPhoneも配布される。
Squareはニューヨーク市の取り組みでタクシー料金の支払い方法を変えようとしている。 | 出典: NYT
Squareは、iOSデバイスからクレジットカード決済を処理し、売上の一部を受け取る独自のPOSソリューションで知られています。クイン氏は、タクシー運転手がこのサービスの最も忠実な顧客の一つであると指摘していますが、ニューヨーク州の厳しい規制によりこのサービスは利用できなくなっています。
「従来のSquareの仕組みは(ニューヨークでは)実現できませんでした」とクイン氏は語る。「そこで、ニューヨーク市タクシー委員会と緊密に協力し、ユーザー体験の向上に取り組み始めました。」
この試験システムでは、翌日までにタクシー運転手の銀行口座に運賃が振り込まれると約束しており、これはクレジットカード運賃の支払いに最大30日かかるとされる現在のシステムに比べて大幅な改善となる。