ロジャー・フィンガス
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インテル、トヨタ、エリクソンなど大手テクノロジー企業と自動車企業は木曜日、自動運転車に利用するための「ビッグデータ」エコシステムや、リアルタイムデータを使った運転支援やマッピングなどの関連技術を構築するコンソーシアムを発表した。
トヨタによると、オートモーティブ・エッジ・コンピューティング・コンソーシアム(AECC)の他のパートナーには、日本の通信事業者であるNTTドコモや自動車部品メーカーのデンソーなどが含まれる。トヨタによると、車両とクラウドサーバー間のデータトラフィックは2025年までに月間10エクサバイトに達すると予測されており、これを処理するための「ネットワークとコンピューティングインフラの新たなアーキテクチャ」が必要になるという。
同グループはまた、「特に自動車業界に重点を置いた新興モバイル機器の要件を定義し、ユースケースを開発し、それを標準化団体、業界コンソーシアム、ソリューションプロバイダーに提供する」予定だ。
インテルは水曜日、100台以上の自動運転車を道路に走らせる計画を明らかにしたが、それはおそらく新しいコンソーシアムが立ち上げたクラウドインフラを利用することになるだろう。
AECCの発表は、Appleの自動運転車計画における潜在的な障害を浮き彫りにしている。同社は現在、既存の少数の車両でプラットフォームをテストしているに過ぎないが、自社設計の車両であれ、他社との提携であれ、商用化には、自社の最新データセンターに加え、膨大な高帯域幅のインフラが必要になる可能性がある。しかしながら、データセキュリティに関する同社の方針を考えると、サードパーティに頼る可能性は低いだろう。
Appleは、ローカル処理と機械学習によってクラウド需要を削減できるかもしれない。これはCEOのティム・クック氏が最近のインタビューで示唆したことだ。