マルコム・オーウェン
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深セン市当局は、新型コロナウイルス感染拡大への懸念からフォックスコンの2月10日の再開を阻止するという報道を否定し、従業員の安全を確保しながら生産を継続する方法をアップルの組み立てパートナーとまだ協議中だと主張した。
金曜日、フォックスコン内部の情報筋と社内メモを引用した報道が浮上した。その内容は、地元の保健所の検査官が深セン工場の2月10日の予定通りの再開を阻止したというものだった。報道では、中央空調システムの使用と作業員の高密度化により、工場では「コロナウイルス感染のリスクが高い」と述べられていた。
ロイター通信が入手した日曜日の声明によると、工場がある深セン市龍華区は、報道は事実無根であり、現在も状況確認中であると主張している。現状では、フォックスコンは調査が完了次第、生産を再開できる。
当局は2月6日、フォックスコンの子会社からウイルス感染拡大防止策に関する3つの提案を受け取った。提案には、従業員のマスク着用、定期的な体温測定、特定の食事システムの維持などが含まれていた。
声明では「生産再開の状況については、適時公表する」と付け加えた。
フォックスコンは土曜日、中国にある施設の再開については地方政府の勧告に従うと報道陣に伝えたが、具体的な場所については言及しなかった。
Apple側も製品の製造再開を急いでいるようには見えず、Foxconnは顧客から生産再開を求める圧力を受けていない。Foxconnは「顧客から生産再開の必要性について何の要請も受けていない」と主張した。
しかし、フォックスコンは従業員に連絡を取り、2月10日には職場に戻らないよう警告する措置を講じた。
ウイルス 拡散
世界保健機関(WHO)は2月9日現在、世界中で新型コロナウイルスの感染者数が37,558人、死亡者数が813人に達したと報告しています。これらの数字は前日から増加しており、新たに感染者2,676人、死亡者89人が加わりました。しかし、WHOは2月7日までの24時間において、新たな感染者は確認されていないと述べています。
感染者の大半は中国で発生しており、国内では37,251人の感染が確認され、そのうち6,188人が重症とされ、812人が死亡しています。中国国外では、24カ国で307人の感染が確認され、ウイルスによる死亡者は1人となっています。