スラッシュレーン
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米国特許商標庁は火曜日、MacメーカーであるAppleに「統合とアクセスを提供するためのユーザーインターフェース」と題する特許番号7,434,177を付与しました。Dockとその拡大コンポーネントの原理を概説した20ページの特許出願は、ジョブズ氏に加え、著名なAppleインターフェースデザイナーであるバス・オーディング氏とドナルド・リンゼイ氏によるものです。
Appleは現在、他社が当該技術の複製を自社製品に製造、使用、販売、またはその他の方法で採用することを阻止する独占的権利を保持しています。米国特許法では、この権利は通常、特許付与日から3年半、7年半、11年半後に発生する定期的な特許維持費をAppleが支払い続けることを前提に、20年間延長されます。
2001 年の Mac OS X 10.0 のリリース以来、Dock はオペレーティング システムのユーザー インターフェイスの最も顕著な機能の 1 つであり、アプリケーションやドキュメント ファイルの集中化されサイズ変更可能な起動パッドとして機能しています。
長年にわたり、Dock は外観と機能の両面で進化し、3D 外観を獲得し、最近では Mac OS X 10.5 Leopard とともに導入されたもう 1 つの整理機能である Stacks のコンテナーとしての役割を担っています。
Unixオペレーティングシステムの類似インターフェース要素であるCDEは、Appleの実装より約8年先行していましたが、Mac OS X Dockの起源はさらに遡ります。実際には1980年代後半に構想され、1989年にNeXT Computerが開発したオペレーティングシステム「Nextstep」の一部としてリリースされました。NeXT Computerは、ジョブズが1年前にAppleから追放された後に設立された企業です。
Apple は 1996 年 12 月に 4 億 2,900 万ドルで NeXT を買収し、Nextstep オペレーティング システムを含む同社の資産と知的財産を吸収しました。
ただし、今週Appleに付与された特許は、ソフトウェアベースのアプリケーショントレイの原理に関する広範な所有権を同社に付与するものではないことに注意すべきです。この特許は、Appleの実装に特有のドック機能、主に拡大機能と、ユーザーがアイコンを切り替えながらアプリケーション名を表示する機能に関するものです。
Dockの歴史の詳細については、AppleInsiderの3ページのレポート「Mac OS X Leopardへの道: Dock 1.6」をご覧ください。